NBA周辺

 こんにちは、大山登山による筋肉痛が登山から一週間経てようやく治りました。登山翌日からヒラメ筋と思われる部位がかなり痛くて、階段や段差を昇り降りするときは思わず「イテテ、イテテ」と言ってしまいそうでした。治りが遅いの、年のせいかな・・・

 先日は約半年ぶりに会った友人から「首と顎回りに肉がついたね」と言われました。自分では全くその認識はなかったのでビックリ&ショック。しかし言われてみれば、たしかにタポタポしている気が。どれだけ食べても太らない年齢はもう過ぎてしまったようです。当人はいつまでも若いつもりでいるけど、そうではないんですね。

 話は変わりまして、私はNBAを観戦するのが好きです。

NBANational Basketball Association)は、北米で展開する男子プロバスケットボールリーグであり、30チームの内29チームがアメリカ合衆国、1チームがカナダを本拠としている。また、国際バスケットボール連盟FIBA)に加盟しているUSAバスケットボール (USAB) のアクティブ・メンバーの1つであり、北米4大プロスポーツリーグの一つである。」(Wikipediaより)

 バスケットボールは、オリンピックの結果を見ればわかりますが、アメリカ合衆国が最強です。1992年のバルセロナ五輪NBAのスター選手が出場するようになってから2016年のリオ五輪までの7大会で、優勝6回、3位1回。選手のレベルの高さ、層の厚さ共に他国とは一線を画しています。主にそのアメリカ合衆国で展開されているNBAは必然的に世界最高のバスケットボールリーグであり、世界中のバスケットボール選手がそこでのプレイを希望しているリーグです。

 NBA観戦に限らず、ある事の面白さを人に伝えることは少々難しく、またこの記事にNBAファンを増やそうという目的があるわけではないので、NBAの魅力を書き連ねるのはほどほどにしておきますが、一つ動画を貼っておきます。

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 この動画はGiannis Antetokounmpoという選手の今シーズンのプレイのうち、特にすごい10プレイをランキング形式に並べたものなのですが、これを見ていただければNBAのスケールの大きさがわかっていただけるのではないかと、わずかながら期待を持っております。大きくて高くて速くて強い。スケールの大きさはNBAの魅力の一つです。

 さて、私がNBAの試合を観るようになって、かれこれ10年近くになります。しかし、観戦と言っても、年に数試合テレビ中継を観る他にはYouTubeにアップされている動画を観る程度なので、かなりライトなファンです。

 ライトなファンなので、特に思い入れのあるチームや選手がいるわけではありません。それでも、ある2チームが試合をした場合に、どちらかと言えばこちらのチームを応援する、この選手がいる方のチームを応援する、という程度の好みはあります。私がその程度の好意を抱いている選手の一人がLeBron Jamesです。

レブロン・ジェームズLeBron Raymone James発音: [ləˈbrɒn])、1984年12月30日 - )は、アメリカ合衆国オハイオ州アクロン出身のプロバスケットボール選手である。NBAクリーブランド・キャバリアーズに所属。愛称は「キング」。~中略~これまでにNBAチャンピオン3回、シーズンMVP4回、ファイナルMVP3回、オールスターMVP2回の他、数々の最年少記録、歴代記録を更新している。」(Wikipediaより)

 獲得しているMVPの数を見てもらえばわかると思いますが、現役最高と言っても過言ではない選手です。それどころか歴代最高の選手の一人に度々挙げられます。規格外の身体能力によって繰り出される支配的プレイは驚異、驚異、とにかく驚異。

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 この動画はレブロンのデビューシーズンから昨シーズンまでの年度別ベストダンク集。203cm、113kgの巨体があり得ないほど跳んでいます。身体能力が優れた選手が集まるNBAにおいて、これだけずば抜けた能力を示すとは、化け物です。

 私がNBAを見始めたころには、すでにレブロンは現役最高の選手の呼び声高く、すぐにシーズンMVPも獲得しましたが、当時はまだ20代半ばでした。それから彼は、移籍、それをめぐる非難の嵐、悲願のNBAチャンピオン、故郷のチームへの復帰、そのチームでのNBAチャンピオンなど、様々な経験、実績を積み重ねました。そして現在も現役最高の選手として4度目のNBAチャンピオンを目指してプレーしています。

 先日、レブロンのハイライト動画を見ていたら、実況の人の驚くべき言葉が耳に入ってきました。それは「he can still jump!」という言葉です。これは「彼はまだ跳べるのか!」という驚きを表していると思うのですが、私は彼がそのように言われることに驚きました。NBAを見始めてからずっと彼が最高の選手であった私にとっては、彼が今なお最高の身体能力を持った最高の選手であることは疑いようのないことだったからです。しかし言われてみれば、レブロンももう32歳。身体能力のピークが過ぎていてもおかしくはないです。

 ところで、「彼はまだ跳べる」という言葉は本当に「彼が跳べる」ことを表しているのでしょうか。私はそうではないと思います。「彼はまだ跳べる」が本当に表していることは「彼は以前と比べれば跳べなくなっているが、それでも群を抜くレベルで跳べる」だと思います。私は「彼はまだ跳べる」という言葉には「彼は(以前のようには)もう跳べない」ということが示唆されていると思うのです。私が実況のこの言葉に驚いたのは、彼がもう跳べないことを初めて気づかされたからでもあります。

 似たような言葉は最近ではイチローによく投げかけられていると思います。「彼はまだ走れる」、「まだ投げられる」など。これも全盛期のようにはプレイできないからこそ投げかけられる言葉で、もし本当に全盛期と変わらないプレイができていたら、たとえ年齢を重ねて一般的に身体的ピークを越えていると考えられる年齢になっていても、そのような表現はされないと思います。

 レブロンが衰えている可能性に気づかされた後、NBA観戦に目が肥えた人の意見を調べてみたところ、どうやら、レブロンの跳躍力がわずかながら落ちていることは明らかなようです。これは、上述のように彼の32歳という年齢を考えると、仕方のないことです。現地の実況も彼のわずかな衰えをはっきりと感じていて、それでもなお圧倒的なプレイを見せる彼に対して、上のような驚きの言葉を発したのでしょう。

 この例からわかるように、言葉が文字通り表していることと本当に表していることはしばしば異なると思います。そのようなことを考えていたら、私の大好きな椎名林檎の『ありあまる富』という歌にある「いつも言葉は嘘を孕んでいる」という歌詞を思い出しました。

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 椎名林檎の歌詞は本当に良いです。この歌は彼女の中ではかなり前向きな歌だと思いますが、メンヘラな歌や意味不明な歌、性欲むき出しの歌の方が私はもっと好きです。とにかく歌詞が良いんですよ。ぜひいろいろ聴いてみてください。

 さて、NBAはいまプレイオフの真っ最中。レブロンが所属するチームも勝ち残っており、彼は相変わらずゲームを支配するパフォーマンスを見せています。他にも魅力的な選手、チームがしのぎを削っており、NBAファンにとっては最も楽しい季節です。毎日ワクワクドキドキです!